一つひとつの積み重ねが、お客様のMonodzukuriにつながる。
- S.S
- 東日本営業本部 北関東営業所/2018年入社
- Profile
- 海外を含めたチャンスの多さに魅力を感じ、artronに入社。現在は、メディカルや通信分野のお客様を担当しながら、新規取引の開拓も積極的に行っている。
- Career
- 2018年
- 東日本営業本部 北関東営業所
メディカル・通信分野/医療メーカー・通信アンテナメーカーに向けた営業を担当
Chapter 01グローバルネットワークを活かした挑戦
- 現在は、医療と通信アンテナ分野を担当しているそうですね。
- 医療分野については、X線画像診断装置とAEDに使用されている部材を販売しています。たとえばX線画像診断装置では、より軽くて強度の高い材料や加工方法が求められたり、少しのX線でより高解像度な画像を撮影できるようにするなど、医療技術の進化とともに日々改善が求められています。そうしたニーズに対して、材料メーカーや加工製造会社などと協議を進めながら、より高品質な部材を調達し、提案活動を行っています。
- 通信アンテナの方は、海外の現地法人とも協力しながら進めているそうですね。
- 以前まで国内で製造をしていたメーカーがあり、当社とも大きな取引をしていたのですが、工場の海外移設に伴い商流から外れてしまったんですよね。移設先は中国とベトナムになるのですが、どちらの地域も当社は現地法人を持っているので、ここを再度獲りにいこうと取り組んでいるところです。
- グローバルネットワークを活かしているわけですね。
- 現地法人の営業担当者と連携しながら、人脈や情報を共有し合い、日本からも現地からも営業活動を行っています。そういった意味では、情報がかなり重要な手がかりとなりますので、グローバルに事業を展開している強みが活かされていると思います。あとは、しっかりと商流を獲得するのみですね。
Chapter 02未来に向けた
Monodzukuriに関与する喜び
- やりがいを実感するタイミングはどんなときですか?
- やはり、自分で手がけた部材が製品となって世の中に出たタイミングですかね。私たちの仕事は、常に未来を向いており、今現在も、3年後・5年後・10年後の実用化に向けて新しいことに取り組んでいます。今まさに行っているのが「ペロブスカイト太陽電池」で、わかりやすく言えば太陽光発電を行う「フィルム」のようなものです。まだまだ技術的な課題も多い分野ですが、再生可能エネルギーをより一層普及させていくために重要な役割を果たすものだと思っています。こういった新しい製品に対してアンテナを張り、メーカーやサプライヤーと協力しながらものづくりに関与できるのは非常に面白いですし、そういった積み重ねによって世の中に製品が広がっていくことが何よりもやりがいです。
- なかでも、日々意識していることはありますか?
- やはり情報ですね。それこそが商社の価値であり、自分自身の価値だと思っています。たとえば、何か一つ製品をつくるにしても、お客様側は担当が分かれていたりするので「金属はわかるけど、樹脂はわからない」とか、「加工はわかるけど、材料はわからない」といったケースがよくあります。そういった意味では、私たちはお客様が持ち合わせていない多角的な情報を提供できますし、専門性の高い分野についてはサプライヤーを含めたネットワークを活用しながら幅広い提案ができます。なので、今すぐに活用できるかどうかがわからない情報や技術に関してもしっかりと情報収集を欠かさず、発想力を持って取り組むことを大切にしています。
Chapter 03経験をバネに、次の目標へ
- お客様への対応については、スピード感を意識しているそうですね。
- 私たちは「間に入る」立ち回りなのですが、お客様からすればどんな部材も当社から購入しているんですよね。なので納入した部材に不備や不良があった際でも最終的な責任は当社にあるので、そこはスピード感と誠意を持って対応することを心がけています。先ほどと少し重なりますが、そういった一つひとつの積み重ねが私たちの存在意義ですし、お客様への安心感や信頼にもつながるんだと思っています。
- さまざまな取り組みの最中だと思いますが、今後挑戦したいことはありますか?
- 当社は、商社ながらに製造機能を持っているのが特徴で、OEM事業を展開しています。このOEM事業の経験を活かし、自社製品の開発も行っているのですが、自分自身もこれまで培った知識や経験を活かして、その開発に関与していければと思っています。BtoBやBtoCなど幅広い取り扱いと可能性がある領域になるので、それを目標にしながらも、まずは目の前の業務できちんと成果を出していければと思っています。
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